魔法少女リリカルなのはA’s第11話「聖夜の贈り物」

まぁこうなる事は前々から分かってはいたんですが、前2話とは別の意味で涙もの。

まずは、いつも通りの考察。

フェイトやはやてが閉じこめられてたのは「闇の書の内部空間」とのこと。とするとあの本の姿は断面なのか・・・*1
つか、この後はもんのすごい被害なんだろうなぁ・・・結界もなのはが吹っ飛ばしちゃってるし。^^;;管理局がどうやって説明するのか、今から楽しみですね(そこかよ
フェイトの夢の中に出てきてたのはやはり第1作最後の舞台となった「時の庭園」だったようです。
(筆者談:F1特集始まる。これ見てると4時なんですけど・・・^^;;)
リニスは第1期ではサウンドステージにしか登場してないキャラですが、こうやってみると存在感ありますよね。^^;;ちなみにバルディッシュを作ったのは彼女だそうで。
一部では一番の駄々っ子ではと囁かれつつある(何)レイハ。自ら前回のリスクを負ってでもエクセリオン起動を薦める。なのはの制止もあっさりと退け、ついにという感じ。
にしてもエクセリオンモード発動後のRHは大技の連発で。ACSからゼロ距離砲撃、格好良すぎです。
ただここでやられても意外と存在感が薄れてしまうのは、ご愛敬というか不運というか・・・
で、その間に闇の書がプラズマランサー(?)を放ってるんですが、その時の魔法陣が「ミッドチルダ式・黒紫」。これ、どういう事?^^;;
アリシア。別のCVがついたのかと思いきや、水樹奈々の一人2役でしたね。声はフェイトと違いかなりかわいい感じ。(シスプリとか見てた方にはおなじみだったんでしょうか?)
そしてついに防御プログラムを切り離し(実はかなり危険な方法だったらしい。なのはみたいなのがいなけりゃまず無理)、新名称「リインフォース」となった書、そしてその名を与えたはやて。この2人の絡みはいつ見てもいいよ・・・来週活躍有るんでしょうか?→ん、公式サイトで何かが・・・
次回(これ書く時には数十分後に始まるわけですが)展望としては・・・RH大破がかなり見えてきてしまった感があること、そしてヴォルクは?

で、ここからが実は本題。

誤解を与えないように書いていかないと、間違いなく他サイトの方からバッシングを食らいそうな内容になるんで、慎重にやらなにゃとは思ってます。
  
まぁ見ていていろいろと気になったことがあったので・・・
まず、タイトル前のやりとり。
黒いの*2が終わりのない夢・永遠という話をしてて、なのはが永遠なんてない、みんな変わらなきゃいけないと否定する場面なんですが、
永遠は夢でも何でもなくて、実際あると思うのです。
たとえ自分が死んだとしても、別の人は生きていて、時は流れ続けるのですから。その後で自分が別のものに生まれ変わるとか、そういうことは一切確信のあることは言えず、何もかも憶測の域を出ないでしょうが、とにかくいつまでも(それこそ永遠に)時間は流れ続けるのです。それで、死んでしまったらそのままずっとそこに(あるいは別のどこかに)とどまり続けなければならない、あるいは死に、生まれ、また死に・・・のサイクルを延々と繰り返していかなければならないなどと思うと、すごく怖くなってしまうのです。だから(んっ)、人はあるいは年や月といった区切りを設けたり(これに生活上の都合が大きいことは十分承知の上で)、あるいは死などによって過去の記憶を消し去ることで時間を「切っている」のではないかな、と。  とはいえ、「終わりのない夢」がないと言っているなのはの否定自体は正しいんですがね。というか、それはむしろ歓迎せざるべき所かと。(この辺は後述と言うことで)
  
次。フェイトの言っていた夢に関して。
夢にしても現実にしても、結局は一つの状況設定、場面設定だと思うのです。
ただ今回のフェイトに関しては、今いる状況と(=「夢」)明らかに矛盾する別の認識(=「現実」)があったわけで、今までとは別の所(世界・設定)にいることが分かったわけで。*3この2つの状況が並び立つことは許されない(明らかな矛盾があるから)*4、そしてもう1つの方(=「現実」)には守るべき(というより守りたい)人がいる。だからこその決断だったのでしょう。 *5 
  
では、例の方*6にもう1度ご登場願って最後の考察。
例の方の言っていたことを今一度整理すると、「主=はやての望みである健康な体と(今や家族同然となった)騎士達とのずっと続いていく暮らし*7を叶えるために、眠りを薦める」ぐらいの所でしょうか。この望みに関しては、多少の誇張はあるとはいえ、ほぼ正鵠でしょう。
ただ、夢というのは醒めてこその夢だと思うのです。
彼女*8の言った通りのことが起こったとすると、その「幸せな暮らし」は(おそらく)何も変わらぬまま、それこそ永遠に続くわけで、ある意味前述した「時間を切ること」を奪い取ってしまうことになるのです。私ならそれを嫌ってと言うことになるのでは、と(ここのまとめ方がよー分からん^^;;)
「願い」とか「望み」というのは、達成されると「喜び」に変わるわけですが、それらを生み出してるのは時による所が結構大きいと思うのです。その反面で、時は「永遠」という厳しい現実をも突きつけてくる、という構図を今私は思い描いてます。
科学技術に関しても同じようなことが言えると思います。最後にそれが人類を破滅に追いやる帰結を持っていたとしても、(人類の破滅といってもそれを目的としたものは別として)技術の進歩は止められないだろうし、止めるべきではないと思うのです。ただ、その「人類の破滅」をただ待つのではなく、それをなるべく食い止めるために、例えば地球環境を守る、あるいは共生可能な環境を作り出すなどと言ったことはすべきだと思います。
脱線になってしまいましたが最後にもう1つ。いくら人の幸せを叶えるためだとか言っても、他人に危害加えるのは明らかな独り善がりですよ?(当たり前か^^;;)
  
以上です。なんだかんだで帰結は同じ所に持って行きました。もちろん(特に後半は)あくまで一つの考え方です。

*1:球を平面で切った感じを想像されると良いかと思います。自分たちは平面の中(つまり2次元)にいると考えて、球が闇の書(4次元→3次元)。こちらからは円にしか見えません(平面の外は見えないので)。フェイトやはやては「球内・平面の外側」に閉じこめられたということ。

*2:公式では「闇の書の意志」となっとりますが、11話途中でその名前自体がなくなってしまうので、何か別の名前で呼びたいのですがうまい言い方が見つからないのです。

*3:私なんか夢見てる時に自分がどんな人だったら忘れてることざらですからね^^;;

*4:ところでフェイトはこれが闇の書に関連して起こっているという認識はあったんでしょうか?

*5:・・・ここまで書いてこの段落の論がやけに弱いことに気付く(何

*6:「黒いの」に同じ

*7:ここに本来のはやての家族が含まれていませんが、それほど早く両親以下はいなくなったと言うこと?

*8:「彼女」=「黒いの」=「例の方」。代名詞使ってるのはほぼこの人です。今回は。