まどかマギカ6話で明るい未来が見えたかも知れない
ネタバレあるよー
ソウルジェムの正体と新たに見えた可能性
ご存じの通り(?)、6話終盤でキュゥべぇが
ソウルジェムは魔法少女の魂の入れ物
みたいなことを言ってました。これと4話のさやかの契約シーンを合わせると、契約の時にキュゥべぇがしたことは
契約を交わした人間から魂を抜き取り、ソウルジェムと言う小さな宝石っぽい何かに詰め替えて渡した
ということになり、この中に「魔法を使えるようにする過程」は1つもありません。それどころか、前述のネタバラシのあとに続くのは
人間の姿のままで魔女と戦えなんて言わない (ソウルジェムの)姿の方が効率的
と、いかにも「人間のままでも魔女と戦えなくはない」と言わんばかりの台詞回し。つまり、(契約した方が戦いやすいし能力も引き出しやすいのは確かだけれど)キュゥべぇと契約しなくても魔法少女的な仕事をやることはできる、と言うことが暗にここで示されているように思います。もしそうなら、物語の最初から「強大な潜在能力を持つ」と言われているまどかにはほぼ確実に契約抜きで魔女を倒す芸当が可能なように思われます(その分体にかかる負担は半端ないと思いますが)。メインビジュアルに変身後のまどかがいる以上まどかが変身して魔力を行使することはほぼ確実と思われますが、そこにあった(と思われていた)「キュゥべぇとの契約」という前提が今回の話で外された、と解釈しています。
キュゥべぇの「契約」の正体?
人間から魂1つ抜き取るだけなら、別に願い事を叶える必要も何もないわけで(実は願い事を媒介にする必要がある、みたいな可能性はあり得ますが)、じゃあ何でキュゥべぇは願い事を聞いているのか、と言う疑問がまた出てきたように思います。よくある考察ですが、ここでは「魔女討伐の口実に利用している」説に乗っかってみます。つまり
本来莫大な魔力が必要なほどの奇跡をキュゥべぇが代行し、肩代わりして貰った分の魔力は魔法少女が分割払いしている。よって何もしなくても魔力は減っていくため、魔女を狩って魔力を補充する必要がある。
こんな感じ。で、もしかしたらキュゥべぇは魔法少女から魔力を回収する際「利息」と称して多少多めに魔力を失敬してるんじゃないでしょうか。魔法少女が増えれば増えるほどお得意様が増えて収入もうなぎ登りなわけで、そりゃキュゥべぇも営業に躍起になるわけですね!( ・・・そこ、笑ゥせぇるすまんとか言わない(笑
契約と未来とまどかの今後
僕自身は、今のところまどか☆マギカは鹿目まどかの成長物語になるのでは、と思ってます。まどかがあこがれる「大人」の姿として母親やマミさんが提示されていて、それと対照的な形で悲惨な現実が映し出されていて。その中で(叶えたい夢がないと言っていた)まどかが自分自身の「夢」やら、やりたいことを見定めるあたりまでは描かれるんじゃないかなぁと*1。普通の人間なら、その「夢」と呼ばれる(時に願いとか野望とか目標とかいろいろな呼ばれ方をする)ものを一生かけて現実にして(出来ずに死ぬ人もいるけど)、運良く老いる前に夢が叶ってしまえばまた別の「夢」を持って(人間とはなんて欲の深い動物なんだ!byキュゥべぇ)・・・となるわけですがこの作品にはキュゥべぇがいる。キュゥべぇのやってることって、メタ的な視点で言えば
未来と引き替えに願いを1つ叶える
ことなんですよね。つまりまどかが契約してしまえば成長も何もないわけで、契約が前提の話なら今の予測は全く意味をなさなくて、おそらくは本当に明るい未来の見えない破滅的なお話になってたと思うんです。ただ今回の話でまどかが契約しない(まま変身したり出来る)可能性が出てきたことにより、実は明るい終わり方も出来るんじゃない?と思った次第です。
おまけ:ワルプルギスの夜
「ワルプルギスの夜」と言う言葉自体何度か他のアニメ作品*2に登場していたのでおや?と思って調べてみました。ウィキペディアによると春を祝うお祭りでドイツでは「魔女の夜」と呼ばれることもあるそうですが、伝承によると「死者と生者の境が弱くなる時間」なのだとか。マミさんのソウルジェムも行方不明ですし、もしかしたらマミさん復活とかあるかもしれないですね!( (といっても変身中マミさんのソウルジェムは髪飾りになってるらしいので、普通にCharlotteに喰われて壊れてる可能性も結構あります。期待しないように)
*1:実はこの展開はまんまなのは1期のそれだったりするんだけど
*2:ダンスインザヴァンパイアバンドに出てきたのは覚えてる。もう1作品見たような気がするけど・・・HOTDとか出てきませんでしたけ?